HPGで働く人々 / 星 侑里
星 侑里
舞子高原ホテル
2021年入社
私を育ててくれた環境で
一生懸命働くことが一つの恩返し
私は元々舞子高原ホテルと繋がりがある舞子スノーリゾートのスキー場でアルバイトをしていました。幼少期からアルペンスキーをやっていて全国大会に出場した経験もあります。
そんな環境で育ってきた中で私が感じていたのは、周りの人たちへの感謝でした。競技に関わってくださっている人はもちろんのこと、レストランで働いている方、リフトを動かしてくださる方や色々な人がいてくださったからこそスキーという競技を続けることができました。
そして、競技を引退して恩返しというと少し大げさですがお返しをしていきたいという想いで舞子高原ホテルへの入社を決めました。
私の直したかった部分を
仕事を通じて
成長させることができた
私はとても緊張するタイプなので、最初はとても苦労しました。ですが、お客様にとってホテルの人間は新人もベテランも関係ありません。私がオドオドとしているとお客様も不安になられてしまいます。
舞子高原ホテルのフロントとして堂々と自信を持って対話することをまず学びました。緊張しがちな私がここまで堂々と話せるようになったのは、私の中の「緊張をしてしまう私」をどこかで克服したかったからだと思います。
現在は、視野を広く持つために観察することをいつも意識しています。お客様が「やってほしいこと」はお客様自身でもまだ言語化できていなかったり、何が欲しいかがまだわかっていない場面があります。
そんな時に、お客様同士の会話や細かい身振りなどから「やってほしいこと」を察することで、初めて私たちはアクションを起こすことができます。そのために目の前の業務をミスなくやり遂げながらも視野を広く持って、空間全体を観察することを意識しています。
悔しかった気持ちが
私を昨日より成長させてくれる
とにかくメモしますね。ホテル業務には必要な情報がたくさんありますし、ホテルとは関係のない観光情報や交通情報などを聞かれることも日常的に多くあります。
その時は知らなかったとしても、次に聞かれた時は必ず答えられるように全てメモします。各自にロッカーが割り当てられているのですが、私のロッカーはメモだらけです(笑)
全てのお客様が快適に過ごすことができて、知りたい時に知りたい情報をお伝えできるようになるための私なりのやり方です。
やっぱり、お客様がせっかく私に聞いてくださっているのに答えられないと悔しい気持ちになりますからね。
お客様のチェックアウトする
瞬間の表情や
言葉が
何より励みになる
私たちは「おもてなしで人々を笑顔にします」という基本理念を持って働いています。
私が思うおもてなしとは、その時その時を切り取ってありがとうと言われることを何回行ったかというより、お客様がチェックアウトの際に、フロントに立っている私に対して「ありがとう。良かったよ。」と褒めていただくことが何よりも嬉しいです。
お客様に滞在して良かったと思っていただいたということは、私たち全員が自分の仕事に責任を持って最後までやり遂げたという意味だと私は思っています。